お嬢さんの学校でのいじめが原因で私の友人が悩んでいます。
「保健室登校」という言葉は友人から言われて初めて知りました。
いじめなどで教室に入る勇気がもてない子が保健室に登校することらしいです。
私の学生時代にはなかった言葉だとおもいます。ひょっとしたら教室に入れずに保健室に登校していた子がいて、私が気がつかなかっただけかもしれません。
お嬢さんはいじめが原因での不登校です。学校まで行っても「保健室登校」が精一杯だそうです。
友人のお嬢さんはストレスからお母さんに家庭内暴力をふるうようになりました。父親の財布からお金を盗んだこともあります。
お母さんは自分より大柄なお嬢さんの右ストレートを顔面にくらってしまったこともあるそうです。
そしてお母さんもだんだんお嬢さんに向かっていくことができなくなってしまい、お嬢さんの奴隷のようになりました。
それは特に父親のいない日にはひどくなります。
友人は仕事で数日出張するときは何か起きないかと不安でしょうがないそうです。
深刻な悩みだと思います。
小さい頃は私の子供とも一緒に遊んだりしていたお嬢さんが荒れているのを聞いて驚きました。
我が家と違って裕福な家庭です。
お金があれば幸福になわけではありません。
お金が全てではありません。
しかし人生においてお金が占める部分は大きいです。
我が家の子供は素直です。
家族で協力しないと生きていけませんから、その点では一致団結しています。
日本を目の仇にすることで国内の意思を統一さされようとするアジアの一部の国とよく似ています。
黒船が来て明治維新が起こり他国と対峙した昔の日本と同じです。
大きな敵があると内部で戦っている場合ではないのです。
私の財布からお金を盗ったら、本当に明日から食べられなくなりますから、自分で自分の首を絞めるようなものです。
私と友人のどちらの悩みが深いのかは私にはわかりません。
彼は子供が特に問題なく素直に育っている私のことをうらやましいと言っていました。
うらやましいなんて言われたのは何年ぶりでしょうか。
今のところ我が家の子供には特に問題ありませんが、父親には問題が大ありです。
私は「そのうちお嬢さんも落ち着いて、そんなこともあったねって笑える日がくるよ。今は辛抱だね」みたいなことを友人に言いました。
自分自身にいつも言い聞かせている言葉です。
普段明るくて雄弁な友人の家庭の辛い話は聞いている私も辛くなりました。
また友人と会ったときにお嬢さんの状況が好転していることを願っています。
誰しもそれぞれ悩みがあって自分の悩みを貯める袋をいっぱいにして背負っているんだなぁとあらためて感じました。