走馬灯 昔の夢
昔は夢がありました。
小学生の頃の将来の夢は動物園の飼育係です。
人間のために絶滅した動物が多くいることを知って、動物を守る仕事をしたいと思っていました。
その後、リハビリトレーナーになる夢がありました。
例えば歩けない人が自分と一緒にリハビリしたことで歩けるようになったら、毎日感動できてやりがいを持って仕事ができると思っていました。
しかし、気がついたら普通の会社員になっていました。
それが悪いとは思いません。
ふと昔の夢を思い出しただけです。
ついでに小さい頃からのことを思い出してみました。
走馬灯のように・・・っていうアレです。
本当に幼かったころの記憶は小さい頃の写真を思い出して、その写真からその年代の頃を思い出す、というパターンでしか思い出せませんでした。
いつも記憶にある一番古い写真は、鎌倉の大仏の前で取った一枚の白黒写真です。
今、その写真はどこにあるのかわかりませんが、鮮明に記憶に残っています。
まだオムツをしているような年齢の私が大仏の前で敬礼をしています。
頭の上まで手が届かずに目の横あたりで敬礼していました。
小学生の頃、中学生、高校生、大学、社会人、結婚、子供が生まれてから・・・
ずっと思い出してみました。
いい人生だったのかどうか、よくはわかりません。
でも子供が生まれてからは幸せだったと実感できます。
なんなんでしょうね。人生って。
点数ってどうやって付けたらいいのでしょう?
私に人生の点数は何点なんだろう?
何を基準にしたらいいんですか?
罪を犯したことはありませんが、嘘をいっぱいついてきました。
人を不快にさせたことなど、数え切れません。
そもそも、罪ってなんですか?
自分の人生のサマリーは自分では出来ないというのが正解なのかもしれません。
もっと昔からの夢を追いかける人生を送りたかったと思います。
流されるままに生きてきたらこんな風になってしまいました。