昨日、私の会社の口座に17万円の入金がありました。
もうこれ以上の入金はありません。
これからどうやって暮らしていこうか・・・
妻は頑張ってくれています。
パートのシフトをできるだけ増やしてどうにか家計を助けようとしてくれています。
そんな妻と主人公のすずさんが重なって涙が出ました。
「この世界の片隅に」
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/09/07
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
こうの史代さんの「この世界の片隅に」のコミックをお借りしました。
上・中・下巻の三冊を二回読みましたが二回とも泣いてしまいました。
映画でもあの能年玲奈さんこと「のんさん」が声優をされていて評価が高いです。
映画館に行く余裕はありませんので、テレビで放映されたらぜひ観たいと思っています。
私の妻も主人公のすずさんのように大らかな人です。
コミックでは「大陸的」という表現されていました。
それと、私がこのコミックにはまってしまったもう一つの要因は、私の父親が海軍兵学校に行っており、終戦のときは呉にいたということです。
呉で観た大和の大きさに驚いた話などは何回も聞きました。
また原爆が落ちたときも呉にいたらしいです。
幼い頃から聞いていた父親の若い頃の話が「この世界の片隅に」の設定と似ているのでとても感情移入してしまいました。
来月の収入ないのに漫画を読んでいる場合か!と自分でも思います。
しかしとても良い漫画でした。
強く生きる力をいただけました。
私は少し悪いことを考えていました。
明確なビジネスプランがないのに会社で借り入れをしようと思っていました。
以前金融政策公庫から借りていてキレイに返済している経験があります。
そのせいで驚くような低金利で貸してくれると金融政策公庫からお電話をいただきました。
しかし、自分の会社のビジネスを立て直すプランはありません。
どうせ倒産するなら可能な限り借金して倒産してやろうかとも思いました。
どうせ今住んでいる住居に住めなくなるならその前に借金しまくってやろうかと思いました。
でもやめました。
「この世界の片隅に」のおかげかもしれません。
すずさんのように愚直に生きて行きたいと思いました。
愚直に、愚直に、愚直に生きよう、そしてそこが私の居場所になるのではないかと思っています。
機会がありましたら、ぜひ、映画かコミックで「この世界の片隅に」に触れてみていただきたいと思います。
すずさんのように逃げない人になりたいと思います。