春には母の命日があります。
そしてなぜかその墓の墓守は私なのです。
なぜ末っ子の私が親の墓守をしているかというと・・・・
「遺言だから」です。
父方の墓は兄が守っています。
私の母は女3姉妹の長女です。
各姉妹は旦那さんの墓に入りますから、母方の旧姓の墓には誰も入る予定はありません。
そこで母は生前、私に「この墓、このままは無縁仏になっちゃうから、あんた頼むわ」と言っていました。
わざわざ親父も死んだときにこのことまでしっかり遺言に書いてあり、私に拒否権はなく、墓守となりました。
今まではどうにかそんなに故人、親戚に迷惑をかけないレベルでは法事を行ってきました。
でも、今年の春の法事は・・・・
無理です。
私は来週の食費にも頭抱えて生活しているのです。
まず東京まで家族で行く旅費も滞在費も準備できません。
そして寺でお経をとなえてもらうなどの法事費用やその後の食事会費用など逆さに振ってもでません。
神も恐れぬ発言をさせていただくと、寺に払うお金があったら固定資産税はらって米買いますよ。
とりあえず、兄には電話で昨年末に「少し前に私一人で法事を済ましてきましたので、今回はもういいと思うよ。次回は盛大にやろう。
ママもそう言ってた・・・・気がするよ」
うそばっかりです
でも母はわかってくれると信じています。
心ではしっかり祈っています。
お金のないときなど、オモイッキリ祈ってます。
気持ちでは、すがりついて祈ってます。
兄弟で一番祈ってるのは私ではないかと思います。
だから、お寺で法事を行ってもらわなくても気持ちは届いているはず・・・と信じています。
でもいい年してふがいない息子にがっかりしていないか心配です。
次の法事もできるのかどうか心配ではあります。
死んだ母のことは大好きでした。今でもとても尊敬しています。
でも私は子供にお米を食べさせてあげたいんです。
法事してやれなくて、ゴメンなさい。